KT爺メタセコイア指南書
Metasequoia初心者講座


■ CG制作の必需品

このカテゴリではCG講座の補助コンテンツとして、拙者も実際に使っている…もしくは使ってみたいCG制作用アイテムを紹介するでござる。  商品のリンクは所謂アフィリエイトプログラムを利用しております故、このページからのリンクで購入された場合、 当道場に僅かばかり紹介料が入る事に成り申す。(キライな人はクリック回避でござるよ。
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■ タブレット

テクスチャ作成に必須な入力デバイスでござるな。 資金に余裕があれば、先ず入手したい機器でござる。  マウスでも、頑張れば何とかならない事も無いでござるが、生産性はガックリ落ちるでござる。 

拙者が実際に使っておるのはWACOMのIntuos2という一世代古い製品でござるが、今のところ機能的に十分でござる故 そのまま使い続けており申す。 現行製品はIntuos3でござる。 タブレットと云えばワコム。ワコムと云えばタブレット てな具合で、やはり安心してお薦めできるシリーズでござるな。 
そういえば、ワコムのタブレットはIntuosと云う名前になる前から使用しており申すが、故障した経験は一度も無いでござるな…。

さて、製品選びのポイントでござるが、WACOMのタブレットには主軸製品のIntuosシリーズと、 廉価版のFAVOというシリーズが在り申す。 主な機能の違いとしては筆圧感知の階調でござるが、 Intuosは1024レベル、FAVOは512レベルと倍の差がある訳でござる。 しかしながら、一日中画面に向かって作業をしながら、 線の質やその描き味に拘るプロのイラストレーターでもなければ、512レベルでも特に問題は無いハズでござるよ。  テクスチャの制作程度であれば、価格的にも機能的にもFAVOで十分かと存ずる。 
次にタブレットのサイズについてでござるが、拙者が使っているのは、A5サイズのタブレットでござる。  「商業用の紙媒体に使用するイラストを描く」仕事にも使用しておりました故、昔はA4サイズの製品も使っていたのでござるが、 デカくて場所を取る、価格が高い、等の理由でA5サイズに乗り換え申した。 (マルチモニタで使うなら、A4サイズは描画スペースが広く便利でござった。)
A5サイズの更に半分のA6サイズの製品も在るでござるが、こちらはさすがに小さい。 長い線を一気に引きたい場合などに、 些か不安が在り申す。(「慣れ」で解決するとは思うでござるが…)余程省スペースにしなければならない理由でも無い限り、 A5サイズがベストでは無いか…と云うのが、拙者の結論でござる。

…と云う訳で、ここでお薦めするのはA5サイズのFAVOとIntuos3に成り申す。
FAVOのラインナップからは、「ペイントソフトは持っている。」という方には「CTE-640/*0」を。

W0  S0  P0 

Win標準の「ペイント」しか持って無い方は、Adobe Photoshop Elements3.0と、 Corel Painter Essentials2が付属している「CTE-640/*1」がお薦めでござる。

W1  S1  P1 

先々、イラストや写真加工などにも使いたい。緻密な描き味にも拘りたい向きにはIntuos3でござるな。 
あと、ワイド画面に対応したタイプも在り申した。 むう…拙者はこれが欲しい。

G0  S0  PTZ-631W/G0 


■ マウス

入力デバイスの紹介第2弾、今回はマウスでござる。 A5サイズのタブレットはコンパクト…とは云っても、マウスと併用するとなるとやはりそれなりのスペースが必要でござる。  そこで拙者、タブレット上でも使えるマウスを探していたのでござる。

前回紹介したWACOMのタブレットには、タブレット上で使う専用のマウスが付いているのでござるが、これはちと使いづらい。  現在主流(?)の光学マウス(従来の赤色LEDを使用した光学マウス)では、反射のあるタブレット面では操作不能。  仕方なくタブレットの上にパッドを敷いて使ってみたりもしたでござるが、ペンに持ち換える度にパッドを除けておいたりするのが煩わしい。 あと、機種によっては1ドット単位の細かいトラッキングができなかったり…。 拙者もマウスは散々買い替えておるのでござるが、 使い心地に納得がいかず…結局Microsoftのエルゴデザインでも何でもない超シンプルなボールマウスに戻る…という事を繰り返していたのでござる。;;
ところが、シンプルであるが故に故障とは無縁であった筈のMSのボールマウスが、何故か最近、拙者の環境ではマウスボタンがすぐに不調になり、 買い替えを余儀なくされるケースが頻発。 昔は2〜3年くらいは楽に持っていた製品だけに、品質の低下を疑わざるを得ない状態なのでござるよ。

そこで、以下のようなちと厳しい条件で製品探しを始めたのでござる。

1) タブレット上でも操作可能。

2) トラッキング精度が高く、1ドット単位の作業に耐える。

3) PC本体、タブレット、その他周辺機器のケーブルが増えてきているので、これ以上増やしたく無い。 故にコードレスが望ましい。(USBコードの先にデカいレシーバが付いているような仕様では意味がない。)

4) 耐久性…は使ってみなければ判らないので、レビュー等を参考に。 製品の保障期間が長いと安心。

そこで行き当たったのが、この製品。

MX-610BK
Logicool レーザーコードレスマウス ブラック [MX-610BK]

拙者が実際に使ってみた使用感は、ほぼ満点でござる。

条件1、2に関しては、レーザーマウスならではの長所でござる故、まったく問題なし。
驚くべきは、カーソル操作のしやすさでござる。
カーソル移動が速く、小さな動作で画面全体をカバーでき申す。カーソルを速くするだけなら従来のマウスでも設定次第で可能ではあるものの、 逆に細かい作業がし辛くなりがちでござった。…が、このマウスにはそれが無い。
無論、個人の感覚的な差も有るとは思うが、拙者的にはこの画面内のスムーズな移動と精細な操作の両立が違和感なく行えた初めてのマウスでござる。
1920×1200の画面で快適なカーソル操作が出来ており申すよ。

条件3のコードレスに関しても、快適。
コードレスマウスの不安点としては、レシーバーのサイズと感度。マウス本体の重量、電池交換の頻度などでござろう。
先ずレシーバーのサイズは下の写真を見て頂ければ分かるように…非常にコンパクト。これをUSB端子に直接差して使うタイプで無駄なケーブルも無く、 感度もすこぶる良好でござる。

MX-610BK USBレシーバ
USBレシーバ。 100円ライターと比較してみる。

電池の持ちに関しても、PCのスリープに連動してマウスの電源も自動でオン・オフされるなど工夫が凝らしてあり良好でござる。  拙者は一日10時間以上はPCに向かっておるハズでござるが…大体一ヶ月くらいは持つ感じでござるな。(単三電池2本使用) 電池残量が少なくなるとインジケータが点滅して知らせてくれるでござるが、その後1日くらいはまだ楽に持つので、 その間に予備の充電池を用意して交換しておるでござる。
ひと月に2本とは言え、毎回使い捨ての乾電池を買ってくるのは煩わしい故、充電式の電池があると便利でござるな。

充電後の自然放電が少ない此れなどお薦め。

本体と電池を合わせた重量も、個人的には気になる程の事は無かったでござる。
拙者は、滑りを良くするために、このマウスパッドとソールを併用しておるでござる。
サイズがいろいろ在り申すが、A5版タブレット面にピッタリのサイズはこれでござるな。

ソールを取り付けるだけでも、タブレット上での滑りが良くなり申す。 長時間マウスだけで作業するときは、マウスパッドをタブレットの上に置いて使えば、さらにスイスイと気持ち良い。  ちょっとお高いが、このマウスパッドのシリーズは拙者がMacユーザだった頃からの愛用品でござる。
マウスパッドに何千円も出すのには抵抗がある…もしくはこれを使ってもまだ重いと感じる御仁は、電池を一本だけ入れて使う… と云う手もあるでござる。(実はちゃんと動作する。)

話をマウス本体へ戻し申す。 条件4の耐久性。現在半年ほど使用しておるでござるが、今のところクリック感は良好。
マウス背面部と一体成形のボタンでござる故ガタつく事も無く、かってにクリックがダブるような事も今のところ無し。  拙者、個人的に軽すぎるボタンは苦手でござる故、カチカチとした適度なクリック感に満足しており申す。製品の無償保証も5年間 と云う事で、ぬっ壊れても大安心でござるな。

個人的には大変満足しておる製品でござるが、いっこだけ注意点があるでござる。
それは個々のPCと専用マウスドライバとの相性。 これに関してはあちらこちらで不具合の報告を目にするでござる。
とは云ってもこの手の相性問題はこの製品に限った話では無く、WindowsOSの本家Microsoft製のマウス別ドライバでも、 拙者は何度も不具合を経験しておるでござる。

拙者は、現在DELLのノートパソコンに繋いで使用しておる関係で、どうしても付属のタッチパッドの機能を外したくなかったので… マウスの専用ドライバは入れずに使って居り申す。 結果、Eメール、インスタントメッセージのお知らせ機能と、 ホイールの水平スクロール機能が使えませぬが、PC音量調節、ミュート(何気に便利)、メーラ起動(めちゃ便利)、 フォワード・バックボタン等は、問題なく使えているでござる。

しかし、このインスタントメッセージのお知らせ機能で点灯するアイスブルーのLEDがと〜ってもキレイなのでござる。 拙者は時々、これを見るためだけにマウスをデモモードで起動して堪能しておるでござる。  マウス底面にある電源ボタンを押して、一旦マウスの電源を落とした後、左ボタンを押しながら電源ボタンをオン。 左ボタンは押したまま、右ボタンを5回クリックすると、デモモードで起動するでござる。 モード解除は、普通に電源を入れ直せばオッケ。
使い勝手には関係の無い小技でござるが、ユーザの方はお試しあれ。

定番中の定番ではござるが、「X Wheel NT」などの ユーティリティで、フォワード・バックボタンにソフト別のショートカット等を割り当てて使うと更に便利に使えるでござるよ。

拙者の場合、メタセコイアで使うなら複数選択用にShiftキーを割り当てたり、UV操作サブパネルの[移動]ボタンにショートカットを設定してから 割り当てたりしておるでござる。([U]キーでは無く[移動]ボタンに割り当てるのがポインツ。他のコマンドからはUV操作コマンドへの切り替え、 UV操作コマンド中は[回転][拡大]ボタンからの切り替えに使える。)

経験的に、入力デバイスはケチらないのが吉。
…と云う訳で、拙者のお気に入りマウスの紹介でござった。

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