KT爺メタセコイア指南書
Metasequoia初心者講座


■ イノシシのモデリング(4)

32. 目玉を作ります。
身体とは別のパーツ(オブジェクト)として作りますので、オブジェクトパネルの [ 新規 ]ボタンをクリックして、空のオブジェクトを作成しておきます。
新しく出来た「obj1」をダブルクリックして下記のように設定を変更します。
  • [ 基本情報 ]グループでオブジェクトの名前を「eyes」に変更。
  • [ 曲面制御 ]グループで「Catmull-Clark」を選択。「分割数」は「2」。
  • [ ミラーリング ]グループで、「左右を分離した鏡面」を選択。
  • [ スムージング ]グループで「角度」に「180」と入力。
変更後、[ OK ]ボタンをクリックしてウインドウを閉じます。
新規オブジェクトの設定

33. オブジェクトパネルで「body」の左側にある目玉マークのアイコンをクリックして消しておきます。 こうしておくと「body」の形状が非表示になり、作業の邪魔になりません。 パネル上で、これから作業をする「eyes」をクリックして選択しておきます。
コマンドパネルの[ 基本図形 ]ボタンをクリックして、サブパネルで球のボタンを クリックします。[ 作成 ]ボタンをクリックして球体を作成します。
球体を作成

34. コマンドパネルで[ 移動 ]ボタンをクリックして、画面に表示された 3軸の矢印(「移動ハンドル」と呼びます)の赤い矢印をドラッグします。 (これは「操作パネル」でX軸移動するのと同じ操作になります。) オブジェクト設定で「左右を分離した鏡面」 を設定しているので、反対側に鏡像が現れます。続けて緑色の矢印をドラッグして、地面(ZX平面のグリッド)より上に持ち上げておきます。
目玉オブジェクトを移動

35. オブジェクトパネルで「body」の目玉マークをつけて形状を表示します。 目玉マークの右隣のボックスをクリックして鍵マークをつけておくと、形状がロックされて編集禁止になります。 間違って編集してしまわないように「body」の鍵マークをつけておきましょう。
鍵マークによるオブジェクトのロック

36. 球体を全選択して「操作パネル」で等比縮小します。イノシシの身体に合わせて位置とサイズを調節して下さい。
目玉を猪の身体に合わせる

37. 耳と牙を作ります。
目玉と同じく別のパーツとして作るので、それぞれ「ear」「tusk」と名前を付けた空のオブジェクトを作成して下さい。 (名前は各々分かりやすい名前で構いません。) 他のオブジェクト設定は「eyes」と同じにしておきますが、[ 曲面制御 ]グループの 設定だけは「body」に合わせて「分割数」を「4」にしておくと良いでしょう。

まずは耳から作ります。
オブジェクトパネルで「ear」を選択しておきます。 (作業に邪魔な他のオブジェクトは、目玉アイコンを消して非表示にしておきます。) コマンドパネルの[ 基本形状 ]をクリックして、サブパネルで直方体を選んで作成します。
直方体を作成する

38. 選択コマンドに切り替え、形状上面を選択して「操作パネル」でZ軸方向に縮小します。 続けてX軸方向にも縮小して、若干横長の長方形になるようにします。
側面図(F1キー)に切り替えてZ軸方向に移動させます。 下部の頂点を選択して、下図のような形になるように調整してください。
耳を整形する

39. 形状の前部の面を選択して、Ctrl+Eキーを押します。 「面の押し出し」ダイアログで、「通常の押し出し」を選択、 「押し出し量」に「0」を入力、 「押し出して出来た側面も選択」のチェックを外して [ OK ]ボタンをクリックします。 続けて「操作パネル」で等比縮小して、押し出した面を縮小します。 更に「押し出し」コマンドに切り替え、縮小した面を押し込みます。
耳の内側を作る

40. 表示コントロールの[ 面 ]ボタンをオフにして、ワイヤーフレーム表示にします。
下図のような形になるように、側面図で形状の頂点位置を修正して下さい。
ワイヤーフレームで調整、確認

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