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■ イノシシのモデリング(7)10. イノシシの身体にテクスチャが貼られました。
しかし今回のマッピングは真横から平面投影で貼っているので、背中の丸みをカバーしきれずに画像が伸びてしまっています。 試しに「ウリ坊」のテクスチャに変えてみましょう。背中で模様が伸びている様子が良く判ります。 11. 「UV操作」コマンドで、この歪みを修正します。UV座標の概念は、3DCG初心者の方には少し難しいかもしれません。
詳しい解説はまた別の機会に行いますので、今回は最低限の説明と作業手順だけを紹介します。 MEMO:UV操作コマンドの注意「UV操作」コマンドでは他のコマンドと違い、3D画面上のズームやパンの視点操作はUV展開図に対しての操作になる。
3D形状に対して視点の変更操作をしたい場合は、3D形状の上にマウスカーソルがある状態からでなければ、操作を受け付けない。
(3D画面左上の 12. 画面上のUV展開図は「3Dオブジェクトの頂点がテクスチャ画像上のどの位置に対応するか」を表しています。 UVマッピングを設定した3D形状の頂点は、3D空間上の座標(XYZ)情報とは別に、テクスチャ画像の横軸をU、縦軸をVとした平面の座標情報を持てるのです。 では、背中のUVの歪みを修正してみましょう。 13. 「UV操作」サブパネルの[ 編集オプション ]グループで
ボタンをオフにしてから普通にドラッグして移動しても良いのですが、
3D画面右下にある赤色と緑色の矢印をドラッグしても、それぞれU方向、V方向のみの移動ができます。
UV展開図上の頂点を移動すると、3Dオブジェクトの背中の模様も移動するのが確認できます。 14. 3D形状の角度を変えて、正中線から2列目のラインの流れを参考にしながら、UV展開図の頂点位置を修正します。
背中からお尻への部分も大きく歪んでいるので、尻尾の部分をV方向に移動して緩和しました。
歪みが目立つのは背中の模様ですので、それを緩和する事に重点を置いて修正します。 15. 模様の歪みが、ほぼ無くなりました。 KT爺の茶飲み話長丁場大儀でござった。以上で初心者講座「イノシシのモデリング」は終了でござる。 最後に、今回作ったmqoデータと、別に作ったオブジェクトを組み合わせてレンダリングした画像を貼っておくでござる。 こんなふうにイノシシの向きを変えるときは、メニューの → で、「フリーズする属性」の 「ミラー」にチェックを入れて、鏡像をフリーズ(実体化)してから配置して下され。 サンプルとしてmqoデータもアップしておくでござる故、作品制作の参考にして下され。メタセコイアデータ ダウンロード |
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